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お酒に強い人も要注意!アルコールが体から抜ける時間は?

公開日:2021/03/15   最終更新日:2023/01/05

ストレス発散や食欲増進、仲間との集まりで場を盛り上げるなど、飲酒にはさまざまなメリットがあります。その反面、記憶力や判断力が低下することによる交通事故や、人間関係での失態を招くリスクもあり、適量であっても飲酒には注意が必要です。そこで今回の記事では、アルコールが体から抜ける時間について解説するため、参考にしてください。

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アルコールが運転に与える影響

動体視力の低下
視野が狭くなり、道路標識や信号を見落とす危険性がある。遠近感を測る能力が低下し、車間距離を見誤る。

判断力、集中力の低下
運転に集中できず、危険を見逃したり、とっさの判断が遅れたりする。

反射神経の遅れ
状況を把握して、瞬時に反応できなくなる。

ハンドル操作やブレーキ動作の遅れ
運動機能が低下し、適切なコントロールができなくなる。ブレーキを踏むまでに時間がかかる。

平衡感覚の乱れ
蛇行運転になる。

気が大きくなる
速度超過や信号無視につながる。

居眠り運転
眠気が生じ、居眠り運転をする危険性がある。

このようにアルコールは運転に重大な影響を与えるため、たとえ少量であっても飲酒後に運転してはいけません。アルコール分解能力や運転技術には関係ないのです。たとえ事故につながらなくても検挙の対象となり、免許取り消しなど今後の仕事に影響が出る可能性もあるでしょう。

飲酒時の運転に関する法律

道路交通法第65条で「酒気帯び運転の禁止」が明記されています。飲酒運転で幼い子どもが犠牲になった事故などをきっかけに、飲酒運転は社会問題となりました。そのため飲酒運転は厳罰化され、運転者本人だけでなく、酒類を提供した者や同乗したものなど、周囲の人間にも重い罰則が科せられます。

■酒気帯び運転と酒酔い運転の違い
酒気帯び運転や酒酔い運転といった表現が使われますが、この2つに違いがあることをご存じでしょうか。酒気帯び運転は、呼気1L中のアルコール濃度0.15mg以上で運転することを指しているのに対し、酒酔い運転はろれつが回らない、ふらふらしてまっすぐ歩けないなど、明らかに酔っている状態で運転することを表しています。たとえばアルコール濃度が0.15mg未満であっても、酔っていると判断されると酒酔い運転になるのです。

■運転者に対する罰則
酒気帯び運転や酒酔い運転に対する罰則や違反点数は以下のように定められています。

【罰則】
・酒気帯び運転
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・酒酔い運転
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

【違反点数】
・酒気帯び運転のうち、呼気1L中のアルコール濃度0.25mg以上:25点
・酒気帯び運転のうち、呼気1L中のアルコール濃度0.15mg以上0.25mg未満:13点
・酒酔い運転:35点

運転者の周囲の者に対する罰則
酒気を帯びて運転するおそれがあることを知りながら酒類を提供した人、運転者が酒気を帯びていることを知りながら同乗した人にも罰則が規定されています。酒気帯び運転の場合は2年以下の懲役又は30万円以下の罰金、酒酔い運転をしていた場合は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられるのです。

アルコールが体から抜ける時間は?

アルコールは胃や小腸から吸収され、血管を通って肝臓に到達します。肝臓ではアルコールの分解が行われますが、時間がかかるため、脳や全身にも巡ってしまうのです。このため、飲んですぐは酔っている感覚がないかもしれませんが、30分から1時間経つとアルコールが回ります。一般的には、体重60㎏の人で1時間に5g程度のアルコールが分解されるようです。5gをお酒に置き換えると、日本酒だと1/4合、ビール中ビンだと1/4本です。つまりビール中ビン1本で約3~4時間かかる計算になります。詳しい計算方法をみていきましょう。

■アルコールが体から抜ける時間の計算方法
体重60㎏の人がアルコール度数5%のビール500mlを飲んだ場合を例に、計算してみましょう。まず体重から1時間に分解できるアルコール量を求めます。

体重㎏×0.1で求められるので、この条件だと1時間に分解できるアルコール量は(A)60×0.1=0.6mlです。次に飲んだお酒に含まれる純アルコール量を求めます。お酒の量ml×アルコール度数×0.8となり、この場合は(B)500×5%×0.8=20mlとなるのです。2つの結果から、アルコールの消化時間を割り出します。純アルコール量(B)÷1時間に消化できる量(A)で求めることが可能です。今回の例では、飲んだアルコールの消化にかかる時間は20÷0.6=3.333…約3.3時間で抜ける計算になります。

しかし、これはあくまでも計算上の話です。一般的に女性や未成年、高齢者は中年男性よりも遅いことがあります。さらに、空腹時のほうが食後より遅い場合や、顔が赤くなりやすい人は分解が遅いようです。このように年齢や性別、体質によってアルコール分解能力に差があるので、計算で求められる数字は目安程度ととらえておきましょう。

 

適度な飲酒にはメリットもありますが、その付き合い方を間違えると、今後の人生を台無しにしてしまうかもしれません。このくらいなら大丈夫、運転には自信があるから、などといった過信は禁物で、飲酒運転は悪質な犯罪です。飲酒の直後だけでなく、翌日にもアルコールが残っている可能性も視野に入れ、適度な飲酒を心がけましょう。

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