アルコールチェックの測定結果を記録する際の注意点について解説!
近年、自動車運送業ではアルコールチェックが義務づけられています。しかもアルコールチェックするだけでなく「記録・保存」もしておかなければなりません。ではアルコールチェックでは、どんな項目を記録するのでしょうか。今回はアルコールチェックの測定結果を記録する際の注意点について詳しく紹介します。
アルコールチェック後の主な記録項目
アルコールチェック後には、どんな項目が記録されるのでしょうか?こちらではアルコールチェック後の主な記録項目について詳しく紹介します。
アルコールチェックの記録項目とは?
アルコールチェックの記録項目とは、アルコールチェックの記録保存に必要な8つの項目のことです。
①確認者名
ひとつ目は確認者名が記録されます。確認者とは、安全運転管理者のことです。安全運転管理者が運転者に対してアルコールチェックを行います。安全運転管理者は点呼執行者でもあります。ただし安全運転管理者には従業員であればだれでもなれるわけではありません。
②運転者名
ふたつ目は運転者名が記録されます。運転者とは、これから業務で車を運転する従業員のことです。ちなみに通勤はアルコールチェックには関係ありません。
③運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号又は識別できる記号、番号等
3点目は運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号又は識別できる記号、番号等が記録されます。こちらはこれから業務に使う車の自動車登録番号です。自動車登録番号以外にも、会社のロゴ、通し番号があれば記録した方がよいです。
④確認の日時
4点目は確認の日時が記録されます。確認の日時とは、業務で運転する前と運転終了後の2回のことです。
⑤アルコールチェックの方法
5点目はアルコールチェックの方法が記録されます。アルコールチェックの方法とは、どのような方法でアルコールチェックを確認したのかということです。2022年10月からは、アルコールチェッカーの使用が必須になります。
⑥酒気帯びの有無
6点目は酒気帯びの有無が記録されます。酒気帯びの有無とは、アルコールチェックの結果を記録することです。
⑦指示事項
7点目は指示事項が記録されます。指示事項とは、アルコールチェックの結果を受けて、安全運転管理者から運転者に向けての指示を記録することです。
⑧その他必要な事項
8点目は、アルコールチェック以外での必要な事項について記録をすることです。
アルコールチェックの測定結果を紙媒体で管理するメリット・デメリット
アルコールチェックの測定結果を紙媒体で管理するとどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?こちらで詳しく紹介します。
メリット①
ITスキルがなくてもできる
ひとつ目のメリットはITスキルがなくてもできることです。測定結果を紙媒体で管理すると、ITスキルがなくてもできます。パソコンが使えない人でも記録することが可能です。
メリット➁
ほぼ導入コストがかからない
ふたつ目のメリットはほぼ導入コストがかからないことです。測定結果を紙媒体で管理すると、必要になるのが紙と筆記具とバインダーだけです。そのため数千円程度で導入できます。
デメリット①
保管場所が必要
デメリットは保管場所が必要なことです。測定結果を紙媒体で管理すると、紙をバインダーで綴じて、その後棚などに保管しなければなりません。
デメリット➁
紛失のリスクがある
もうひとつのデメリットは紛失のリスクがあることです。ある程度の枚数がたまっていくと、特定人物の記録を探す手間が増えるほか、紛失が起こりやすくなります。
アルコールチェックの測定結果をデータで管理するメリット・デメリット
アルコールチェックの測定結果をパソコン内やクラウド上で管理するとどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット①
データへのアクセスが簡単にできる
ひとつ目のメリットはデータへのアクセスが簡単にできることです。測定結果をデータで管理すると、パソコンを開けば簡単にデータにアクセスすることができます。しかも検索をすれば、探す手間を省くことができます。
メリット➁
社内に保管場所がいらない
ふたつ目のメリットは社内に保管場所がいらないことです。測定結果をデータで管理すると、パソコン内かクラウド上のいずれかにデータを保存することができます。そのためわざわざ社内に保存用のスペースを確保する必要がありません。
デメリット①
記録者にはITスキルが必要になる
デメリットは記録者にはITスキルが必要になることです。測定結果をデータで管理すると、パソコン内かクラウド上のいずれかにデータを保存します。そのため、クラウドにアクセスし記録・保存・取り出す記録者になるには、ITスキルが求められます。
まとめ
今回はアルコールチェックの測定結果を記録する際の注意点について紹介しました。アルコールチェックの測定結果の記録は、データで管理した方が手軽です。記録への難易度も低く、パソコンに詳しい人からのレクチャーを少し受ければだれでもできるようになります。もしこれからアルコールチェックの測定結果を記録する方は、ぜひデータでの管理をおすすめします。
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